理事長あいさつ

江藤 文夫 (日本リハビリテーション連携科学学会理事長)


江藤 理事長

連携は現代社会において活動する様々な分野における最も重要なキーワードの一つであり、20世紀に誕生したリハビリテーションの領域では、はじめからチームアプローチを活動形態の特徴として、展開してまいりました。新しい領域であり、概念を含めて海外より導入されたものであり、20世紀後半より政策的に推進すべき領域とされたことにより、わが国でも急速に普及してきましたが、「リハビリテーション」というカタカナ言葉の持つイメージは分散しがちであります。

20世紀の後半にかけて、医療従事者数は急増し、うち医師の占める比率は著しく縮小し、医師・薬剤師・看護師に加えて多種多様な専門職が医療や福祉で協力分担するようになりました。学問の進歩により職能が分化したというよりも、より良い医療や福祉サービスを求める社会的ニーズ増大を背景として理解することができます。その傾向はさらに拡大しつつあり、それぞれの部署における多様な専門職がチームとして適切に行動できるためには調整役としてのコーディネーターを必要とすることになります。

21世紀を前にして、身体障害に偏することなく精神も知的も含めた障害のリハビリテーションに取り組む高度で包括的な活動へのニーズが高まりました。そうした時代に本学会が設立されました。リハビリテーション全体に関わり、かつ専門分野間の連携を図る理論的研究、こうした理論に裏付けられた専門的技術・方法の開発と実践、および障害のある人々のライフサイクルの視点に立った最適な地域ケア実現のための方策の検討に取組む学術集団を目指して活動しています。

多数の職種が連携して、子供から高齢者まで、日常生活や社会活動に障害のある方々の、それぞれの地域における生活を支援する技術を科学するために、皆さまが本学会に入会し、ホットな議論に参加されることを願っています。

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