日本リハビリテーション連携科学学会第24回大会
第24回大会のご案内
大会長挨拶
日本リハビリテーション連携科学学会
第24回大会長:矢野 秀典
このたび、2023年3 月 11 日(土)・12 日(日)の 2 日間にわたり、日本リハビリテーション連携科学学会第24回大会を目白大学さいたま岩槻キャンパスで開催させていただくことになりました。目白大学での開催は、第15回大会に引き続き2回目となります。前回は新宿キャンパスでの開催でしたが、この第24回大会はリハビリテーション専門職を養成する複数の学科を持つ保健医療学部が設置されている「さいたま岩槻キャンパス」で開催いたします。開催に当たり、ご理解、ご協力いただきました皆さま方に深く感謝申し上げます。
本大会のテーマを「多様化するリハビリテーション連携」とさせていただきました。1960年代には、リハビリテーションという概念が我が国でも定着し、理学療法士作業療法士法が制定されリハビリテーション医学会などリハビリテーション関連職種の各種団体が設立されました。当時から、医学的・社会的・教育的・職業的リハビリテーションとそれぞれの分野に関するリハビリテーションが確立され実践されてきました。この我が国におけるリハビリテーション黎明期から50年以上が経過し、我々日本リハビリテーション連携科学学会設立からも四半世紀近く経過しています。この間に介護保険法、障害者総合支援法制定や地域包括ケアシステムの導入など社会的基盤や制度は大きく変化してきました。人々の価値観や考え方も変わってきており、多様性が求められています。これまでの分野ごとのリハビリテーション連携では、当事者やそのご家族への必要な支援や要望に対して十分に対応することが難しくなってきています。そのため、当事者やご家族それぞれのためのオーダーメイドの多様なリハビリテーション連携が必要となります。 この第24回大会では、求められている新しい形の様々なリハビリテーション連携の在り方について考え、討論する場としたいと思います。また、リハビリテーションの原点は、人間らしく生きる権利の回復、全人間的復権です。これは、その人らしく生きる多様な考え方が存在する現代社会において求められている多様性を認め合う社会と共通の考えでもあると思われます。この多様性を認め合う社会の構築とリハビリテーションやリハビリテーション連携についても議論できればと考えています。
本学会は、まさしく多様な職種の会員で構成されている学会です。多様なご意見や経験に関しての情報を交換し合い、ご参加される皆様の研究活動や実践に対して有用な交流や情報交換が行われることを願っています。皆様のご参会を心からお待ち申し上げます。
第24回大会概要
テーマ | 多様化するリハビリテーション連携 |
---|---|
会 期 | 2023年3月11日(土)・12日(日) |
会 場 | 目白大学さいたま岩槻キャンパス 〒339-8501 さいたま市岩槻区浮谷320 |
大会長 | 矢野 秀典(目白大学保健医療学部学部長 理学療法学科 教授) |
副大会長 | 會田 玉美(目白大学保健医療学部 作業療法学科長 教授) 春原 則子(目白大学保健医療学部 言語聴覚学科長 教授) |
準備委員長 | 安心院 朗子(目白大学保健医療学部 理学療法学科 准教授) |
主 催 | 日本リハビリテーション連携科学学会 |
参加費 | 一般当日6,000円(一般事前申込み前納5,000円) 学生当日3,000円(学生事前申込み前納2,000円) 一般(当事者の方)3,000円 介助の方は無料 |
会場までの交通 アクセス |
・東武野田線(東武アーバンパークライン)「岩槻」駅より バス12分 ・JR武蔵野線・埼玉高速鉄道「東川口」駅より バス23分・埼玉高速鉄道・東京メトロ南北線直通「浦和美園」駅より バス15分 ※バス停は「目白大学入口」ではなく、「目白大学」で降りてください。 ※詳細は本学ホームページをご覧ください |
宿泊について | 大学周辺には宿泊施設はありません。岩槻駅周辺、浦和美園駅周辺にはわずかに宿泊施設があります。あるいは大宮駅周辺には多数のホテルがありますので各自ご予約ください。なお、大会事務局ではホテルなどの紹介・斡旋は行いません。 |
その他 | 本学会は日本作業療法士協会生涯教育制度基礎ポイントの対象となっております |
大会に関するお問い合わせ先
第24回大会事務局:目白大学 保健医療学部 理学療法学科
〒339-8501 埼玉県さいたま市岩槻区浮谷320
準備委員長:安心院朗子
大会プログラム
<大会長基調講演>
「多様化するリハビリテーション連携」
目白大学 矢野 秀典 氏
<特別講演>
「多様性を認め合う社会の構築とリハビリテーション」
埼玉県立大学 朝日 雅也 氏
企画講演
「高等教育機関における障害学生支援―合理的配慮とはなにかー」
東京大学バリアフリー支援室 中津 真美 氏
<シンポジウム1:多様なリハビリテーション連携>
・農業とリハビリテーション連携
宮崎県農福連携推進センター、農福連携コーディネーター 興梠 理 氏
・音楽とリハビリテーション連携
筑波大学附属大塚特別支援学校 根岸 由香 氏
・犯罪更生とリハビリテーション連携
マロニエ医療福祉専門学校 渡邉 厚司 氏
・災害とリハビリテーション連携
済生会加須病院 染谷 光一 氏
<シンポジウム2:制度間のリハビリテーション連携>
・脳血管障害者の就労支援
金沢QOL支援センター株式会社、脳卒中・身体障害専門就労支援センターリハス大塚 大橋 彩菜 氏
・高次脳機能障害者の支援
高次脳機能障害さいたま これからの道代表 大鳥 浩二 氏
・脳性まひ者の就労支援と二次障がい
筑波大学大学院障害科学専攻博士後期課程 山ノ上 奏 氏
・多世代のつながりを目指した支援
一般社団法人えんがお 代表 濱野 将行 氏
<学会企画セミナー>
< 教育セミナー>
・「外部研究費の取得」
筑波大学 小澤 温 氏
<教育セミナー2>
・「現場での研究力」
つくば市立竹園東小学校 奥沢 忍 氏
聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院 佐々木 祥太郎 氏
<一般演題発表>
<ポスター発表>
<学生ポスター発表>
参加申込
準備中 (11月1日より開始参加申し込み予定)
一般演題募集(応募要項)
<一般演題募集(応募要項)のご案内>
大会テーマ、連携科学などに関する一般演題を募集いたします。
演題申込期間
2022(令和4)年10月1日(土)~2022(令和4)年11月29日(金)